FX比較
USは削除影響のFOMCを乗り切り、株価も一週間を通じて堅実を維持したことから、信用収縮不安は大きく後退している。
ノーザンロック問題への楽観は禁物だが、US株式マーケットに不安が波及しなかったことから、この問題はどちらかといえば個別銀行の問題、あるいは南アの局地的な問題にとどまるとの見方が弱まった。
今週は火曜日にサブプライム問題に深く関与していたモルガンやゴールドマン・サックスといったUS証券法人の決算が発表されることから、話題が蒸し返される可能性はあるが、底の見えない不安感はおおむね解消しており、株安連鎖・円高不安が再燃する可能性は小さいとみている。
また夕方の米雇用統計ショックによる下降分を帳消しにし、足元のUS市況減速に対しても「そういうもの」として冷静に受け止められるようになっている。
今週火曜日のFOMCでは0.25%もしくは0.5%の利息低下が予測されているが、株式マーケットが不動しており、ファイナンスマーケットの混乱が収束しつつあることから、0.25%の利息低下が選択される可能性が高い。
マーケットのセンチメントが改善していること、また必要に応じて追加利息低下を行うといった文言が入る可能性が高いことから、0.5%ではなく0.25%の利息低下だったとしても、マーケットが失望する可能性は小さいだろう。
→FX比較
FX(外国為替証拠金取引)とは、証拠金(保証金)を業者に預託し、主に差金決済による通貨の売買を行なう取引をいう。「FX」、「通貨証拠金取引」、「外国為替保証金取引」などともいう。FXはForeign eXchange=外国為替の略に由来している。海外ではForex(Foreign exchange)と呼ばれることが多い。
日本では1998年に外国為替及び外国貿易法が改正されて、ダイワフューチャーズ(現・ひまわり証券)、豊商事などが取扱いを開始、ブロードバンドの普及も手伝って市場が急速に拡大した。商品先物会社、証券会社のほか、本取引を専業で取り扱う外国為替証拠金取引業者もある。取引の仕方によっては非常に高いリスクを負うため、実際の取引にあたっては外国為替相場に関する十分な知識や経験を要する。